MT車で苦手な発進をスムーズに行うためのポイント!
2018.5.8

MT車はAT車と違い、発進時にクラッチ操作をしなければなりません。
それがスムーズに行えないとエンストしてしまい、さらにエンストで焦って慌てて発進させようとするとまたエンストしてしまうといった事態になりかねません。
ますます苦手意識を持ってしまいますので、スムーズに発進できるようになりたいですよね!
MT車発進時のポイントを抑えて、基本をマスターしてください。
この記事の目次
MT車の発進が難しい!スムーズにおこなうには?
- 発進時、1速はあくまで発進するためだけのギヤと割り切りましょう。
- 1速はアクセルの踏み加減に反応します。踏みすぎると急に発進する原因となります。アクセルを離せば、急激に減速します。
- 1速で発進し車体が動きだしたら、すぐに2速へと変速しましょう。
- 2速にするタイミングのエンジン回転数は、2000回転を目安にするといいでしょう。
シフトアップをするときには、エンジン回転に合わせリズムよくクラッチペダルを踏むことが大切です。シフトし、ペダルを離すという操作をリズミカルに行う必要があります。
まずは、このギアを上げていくことが重要ですがそれと同時にシフトダウンすることも覚えなくてはいけません。
ただ、シフトアップをするときの逆をすればいいのですが慌ててしまいますよね。とにかく、落ち着くことが大切です。シフトアップやシフトダウンに失敗しても車が壊れるわけではありません。
はじめは、少し大げさにアクセルを踏む、離すという操作をしてどれくらいのエンジン回転数でシフトアップやシフトダウンするかの目安を知る事がスムーズにできることに繋がるでしょう。
MT車の発進がスムーズにいくようイメージすることも大事!
発進するときのイメージはクラッチをぐっと踏んで、チェンジレバーを素早く動かしアクセルを踏み込みます。発進のイメージをすることが大切です。
実際に運転するときは、アクセルを踏む量を把握することが大切です。実は、発進のときはアクセルを踏まなくても、エンジンのアイドリングだけで発進できるんです。
アクセルを踏みすぎると、飛び出すように車が動いてしまいます。エンジンがブーーーンと鳴ってしまわないようにしましょう。
無理やりアクセルを踏んでエンジンの回転を上げる必要はないんです。クラッチをつなげば車は発進します。
発進の時の目安は、だいたいエンジンの回転計で2000回転ぐらい言われていますが回転計ばかり見ることはできませんよね。
できれば、はじめは窓を開けて耳で2000回転の音を聞きましょう。
MT車の発進では、半クラッチの感覚がとても重要となりますが止まろうとする時は、クラッチペダルをいっぱいに踏み込む必要があります。踏み込むタイミングが遅いとエンストしてしまうので気をつけましょう。
MT車の発進をスムーズに行うために知っておきたいこととは?
教習所であれば、そこまで気にする必要はありませんがMT車の発進をスムーズに行うためにはエンジンを温めておくといいんですよ。
エンジンオイルが冷えているとエンジン負荷が上がります。このため、スムーズに発進しにくくなってしまうのです。
エンジンが温まる目安は、最低でも10分くらいはアイドリングするといいでしょう。エンジンを温め、エンジンオイルも滑らかに動くようにしてから車を運転することで発進をスムーズに行うことができます。
車種によって水温計の位置や表示は異なりますが、HやCのランプがついていなければ正常と言えるでしょう。
とにかく、手順をきちんと頭に入れておくことが大切です。
クラッチペダルを踏み、徐々に離します。車がブルブル震えたらその状態を維持します。このとき、半クラッチとなります。十分に速度が出たらクラッチペダルから足を離します。
しかし、クラッチをつなぐのはほとんど感覚と慣れなのでとにかく失敗しても続けるしかありません。教習所内であれば、どんどん失敗しましょう。一般の道路を走るときには、さらに緊張してしまうので教習所内でスムーズに発進できるようにしておくといいでしょう。
MT車の発進で難しい半クラッチ。半クラッチはなぜ必要なの?
MT車では走行中、ギアチェンジをするときにはクラッチペダルを踏み込んでクラッチがギアとつながっていない状態にする必要があります。
このギアとつながっていない状態のときに、シフトレバーでギアチェンジを行います。
ギアチェンジを行って、クラッチペダルを元に戻して完了します。
半クラッチは、クラッチがつながりかけている状態となりますがなぜつながりかけている状態が必要なのでしょうか?
半クラッチを使わなければ、エンジンの力をいきなりすべてタイヤに伝えることになります。半クラッチを使うことにより、少しだけ伝えてタイヤが回り始めてから完全につなぐことができるのです。
エンジンの力をいきなりすべてタイヤに伝えれば、それだけ負荷がかかり車の故障の原因となります。
クラッチの構造を理解することで、mt車の発進がわかるかもしれません。ギアやクラッチがどのような役割や動きをしているのかをもう一度、じっくり見てみましょう。
MT車発進時のクラッチ操作やエンストしない走りをマスターすれば完璧!
MT車は、エンストしやすいというリスクがあります。
路上でエンストしてしまうと、とにかくあせってしまいますよね。後続の車両に迷惑をかけたり、交差点で立ち往生なんてことになったらパニックになるのもわかる気がします。
こんなときは、一秒でも早く車を動かさなければ…と思ってしまいますが、急げば急ぐほどエンストしてしまったりするものです。
そうなってしまった以上、慌てる必要はありません。発進の動作をひとつひとつ確実にこなしましょう。
できるだけ、目立つところに初心者マークを貼っておくといいかもしれませんね。
もしかしたら、心無いドライバーが傷つく言葉を言ってくるかもしれません。しかし、ほとんどのドライバーは何も言わない、きちんと待ってくれます。
そのくらいの心のゆとりがなければ、お互いに運転なんかしないほうがいいのです。あなたの初心者マークが取れて、運転に慣れたときにはエンストした運転者を見つけたとしても「頑張れ!」と思うことでしょう。
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