子供がピアノを練習しないからイライラする!そんな時の解決法
2018.5.24

子供には好きな事をやらせてあげたいと考える親御さんは多いと思います。
習い事も同じで、例えば「ピアノ」。子供がやりたいと意気込んでいたのでやらせてみたけれど、ぜんぜん練習しないのでイライラしてしまう…なんてこともあると思います。
実際私もピアノが弾いてみたくて習わせてもらった経験がありますが、自宅での練習は全然せずやめてしまいました。
親としては、習いごとをどこまで続けるべきか悩みますよね?
できる事なら続けさせたいと思いますが、ピアノを弾くのは子供です。
本人にやる気がなければ、続かないし、続ける意味がありませんものね。
子供がピアノの練習をせずにイライラしてしまった時、なぜ練習をしないのか、その理由をもう一度冷静に一緒に考えてみましょう。
この記事の目次
子供がピアノの練習しないのにイライラしてしまったら
勉強と同じで、ピアノの練習も楽しいと思うことができなければ、子供は自分からピアノを練習する習慣を身に着けることができないと思います。
小学校一年生に、家庭学習や宿題を嫌がらずに自らする習慣を身に着けさせるには、「おやつを食べながら宿題をする」ことを習慣にするとよいと聞きました。
大人からすると「集中しないと勉強が身につかない」「ながら勉強なんてお行儀が悪い」などと思いますが、そうではありません。
小学校に入学した小学一年生の子供には、勉強の内容ではなく、勉強をすることはイヤな事だと印象付けないことが一番大切だと言うのです。
『勉強=イヤな事』と言う印象が強くなればなるほど、子供は自ら勉強をすることはなくなるでしょう。
それと一緒で、ピアノの練習も同じです。
まずは、ピアノの上達よりも「ピアノの練習は楽しい」と子供が思わなければ、自宅での練習はしないでしょう。
「夕飯の前にピアノの練習をしなさい!」と言いつけるのではなく、「いつピアノの練習する?」と子供に聞いてみてください。
夕飯の前?
お風呂に上がってから?
寝る前?
子供に決めさせて、その決めたことをきちんと守るということに重きを置きながら、ピアノの練習を導いてあげましょう。
ピアノの練習しないからイライラしてしまう!それはみんな同じ
技術の習得には、お金と時間がかかるものです。
ですが、一緒に練習を始めた子がどんどん上達していくと親としては、焦りに似た気持ちを持ってしまうのは仕方のないことだと思います。
地頭の良い子は勉強の呑み込みが早いですし、運動神経の良い子は、走らせればぐんぐんとスピードを上げて走り抜けていくでしょう。
ですが、ある一定レベルまで行くと横並びになるものです。
そんな時に、練習と努力を積み重ねて身に着けてきた技術と、ぱっとやったらサッとできたという技術の習得方法では、表現の仕方や、音の紡ぎ方に差が出ると思います。
習い事は、他の子供とついつい比べて、自分の子供の至らなさを批判してしまいがちですが、子供なりに努力をしています。
努力の成果が見えにくいことは、大人ならわかるでしょう。
結果ではなく、努力の過程を認めてあげるようにしてください。
子供が自分からピアノの練習しないのでイライラしてしまう。
「練習しなさい!」
この、「しなさい」ってどこから生まれてくるのでしょうか?
ピアノやりたいって言ったのはあなたでしょう?
子供に何か習い事をさせたいと思った時に、体験教室などに参加しますよね?
英会話、水泳、空手、卓球と数ある体験教室の中から娘が「やりたい」と言ったのは「ピアノ」でした。
ピアノの練習をしないのにイライラするのは親のこんな気持ちから
- ピアノなら、将来学校の先生や保育士さんになる時に役に立つ。
- ピアノが弾けたら素敵。
- ピアノなら、可愛いドレスで発表会やコンクールのステージに上げてあげることができる。
- ピアノなら、私も教えられる。
- ピアノなら、結婚相手への印象もいいかもしれない…。
なんて、当てはまること一つはありませんか?
「あなたがやりたいって言ったのよ」と言いつつも、自分が続けて欲しいと願う部分もありませんか?
勝手にしている親の期待に応えようとしない子供に対して、イライラが募っているのではありませんか?
ピアノの練習をしないからやめるべき?子供に向いているのかよく観察しよう
ピアノを習い始めたころの画像はありませんか?
一番初めに出場した、発表会のビデオはありませんか?
お子さんと一緒に観てみてください。
びっくりするほど、上達していることが伺えるかと思います。
あまり自宅で練習していないなと思っていても「頑張って練習したから、ものすごく上達することができたんだよ!」と認めてあげてください。
本気で、心の底から、お子さんを「認めて」あげてください。
いつも、怖い顔をして「練習しなさい」としか言わないお母さんが、嬉しそうに自分のピアノに対して褒めてくれると、子供はよろこびやる気が出てくるものです。
命令ではなく、子供がピアノに向かいたいと思う気持ちを引き出してあげてください。
ピアノの練習をしない時、叱るのは逆効果になる
「練習しなさい」と言うのは簡単ですよね?
できないと、子供のせいにできますから。
でも、楽しくピアノの練習に向かうように子供を導く努力を怠ってはいませんか?
子供も頑張っているのですから、親も子供以上に努力しなければならないと思います。
上達を褒めるのではなく、練習をしようとする姿勢を褒めるようにしましょう。
ピアノの先生は厳しいですよね?
そんな中、子供も頑張っているのですから、親も厳しいと子供の逃げ場がありません。
続けていれば、必ず結果が出る時が来るものです。
下記のような言葉をかけ、子供が楽しく習いごとをできるようにやる気を引き出してあげましょう!
- 花子ちゃんのピアノをバックにお母さん夕飯の支度しようかな。
- お母さんにピアノ教えてほしいな。
- 今日、こんなピアノの曲聴いたの!花子もこんな曲を弾けるようになるの楽しみ!
- 次の発表会のドレスの色何色にしようか?
- 今度、おじいちゃんとおばあちゃんを呼んで、家族の発表会開催しようか?
子供にピアノの習わせられる環境に感謝しながら、親子で成長していけるといいですね。
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