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猫が匂いに反応して口開ける行動をする【フレーメン反応】とは

2019.3.12

飼っている猫がぽかんと口を開ける表情をしていたら、なぜそんな表情をしているのか気になる飼い主さんもいるのではないでしょうか。猫は匂いに反応ると口開ける行為をすることがあります。

では、匂いに反応した猫がこのように口を開けるのには一体どんな意味があるのでしょうか。口を開けている時の猫の反応について調べてみましょう。

ここでは、猫が匂いに反応して口を開ける原因とその仕組・起こりやすい状況についてお伝えします。

飼っている猫の気持ちをより理解するためにも、こうした仕草の意味を理解してたくさんの愛情を注いであげましょう。

猫が匂いを嗅いで口開ける仕草をするのは「フレーメン反応」

猫が何かの匂いを嗅いで口をあんぐりと開けている姿。
見たことがありませんか?

これはフレーメン反応という反応が起こっているときの猫の姿です。

このフレーメン反応とは哺乳類全般に見られる生理現象で、馬やトラなどにも現れることのあるものです。

フレーメン反応はフェロモンや匂いの物質を「より多く取り入れようとしているとき」に起こる現象で、猫や馬といったフレーメン反応を起こしやすい彼らはその独特で微妙な表情を作ることでより多くの意物質を取り入れようとしています。

この反応をしているときの猫の頭の中は「この匂いに敵の匂いが混ざっていないか」、「この匂いが本当にこれの匂いなのか」といった具合です。

匂いをたくさん取り込むことによって匂いをより注意深く精査しているのですね。
この行為は猫からしてみればとても念入りなセキュリティーチェックです。

ちょっと絶妙な表情ですが、どちらかというと飼い主さんや匂いを嗅いでいるものに対しての愛情があってのことではないかと取れるのではないでしょうか。

猫が匂いに反応して口開けるフレーメン反応の原因

ではなぜこの顔をしないと猫たちは匂いをより多く取り込めないのか、ということについて解説していきます。

猫はボディチェックを念入りにしようとするとこの顔になってしまうのですが、それにはれっきとした理由があります。

それは「猫の口の中にヤコブソン器官がある」からです。

このヤコブソン器官とは猫がフェロモンを感じ取るための器官で爬虫類や両生類、ほ乳類などの生き物にはこの器官があります。

匂いを嗅ぐというと口よりも鼻を連想しますが、実はこの器官、フレーメン反応を起こしやすい動物たちには鼻の中ではなく口の中に存在しているのです。
口の中の前歯の裏側付近がそのヤコブソン器官です。

しっかりチェックを!!と匂いを感じ取る姿勢になった猫たちは、より多くのフェロモンを感じ取ろうと口をぽかんと開けてしまうわけですね。

猫のフレーメン反応が多く見られる状況

フレーメン反応が主にどんなものなのか、ということはわかりましたがではその反応が出やすい状況とはどんな状況か、少しまとめてみました。

猫がフレーメン反応を示してしまう状況

  • ほかの猫の匂いを嗅ぐ
    とくに尿などの匂いを嗅いでしまったときはフレーメン反応を起こしやすいです。
  • 縄張り確認中
    ネコは縄張り意識の強い生き物なので自分の縄張りをチェックしているときはポカンと口を開けているかもしれません。
  • 飼い主の身体を嗅ぐ
    特に足の時はフレーメン反応を起こしやすいです。
    ネコちゃんたち的には敵の匂いが付いていないか、というようなことを気にしてくれている場合が多いです。
  • 別の生き物の匂いがするとき
    敵かもしれないと警戒する意味でもしっかりと嗅ぎ分けようと本能がそうさせることもあるようです。

フレーメン反応をしない猫も!匂いを嗅ぐ時に口開ける行動をしない猫もいる

フレーメン反応ははたから見ているだけだと結構おまぬけにも見えてかわいらしいですが、するネコも居ればしないネコも居ます。
これは単純に個体差です。

フレーメン反応は面白い反応ではありますが猫たちはいたって真剣です。
自宅の飼いネコちゃんが見せてくれないからと無理にいろいろ嗅がせていませんか?

これは猫たちにとってはなかなかつらいことです。
ネコは人間のおよそ2倍の嗅覚があるといわれています。
さらにそれを嗅ぎ分ける、となるとその力は人間の数万どころか数十万倍と言えるほどだそうです。

もともとフレーメン反応をしない子であれば、ただただ匂いのきついものを嗅がされてばかりでストレスでしかないでしょうね。

見たことがなかったり、もう一度見たかったりなど理由は様々あるでしょうが、こういった生理現象は飼育しているものの特権として自然にしてくれるのを待つのがいいでしょう。

猫が口を開けているときはフレーメン反応でないことも

ネコが口を開けているとき、いろいろあると思いますがフレーメン反応ではないことももちろんあります。

口を半開きにしている、というところは一緒でも犬歯をちらつかせて威嚇をしていることもありますし、その状態で目をそらさずじっと見つめてくるのであればそれは相手に対する自信の表れです。

フレーメン反応の場合は口が半開きで目がとろんとしていることが見分けるポイントです。

フレーメン反応に似た状態を見かけたら、低い唸り声を上げていたり目をじっと見てきたりしているかというポイントを確認してみてください。

フレーメン反応についてご紹介しました。
どうしてそんな顔をしているのかという謎は解けましたでしょうか?

フレーメン反応をしているご自宅の猫ちゃんの姿をまた観察できるといいですね。

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