フローリング補修の塗装方法とは?塗り方を紹介します
2019.3.18

フローリングを補修したいときに役立つのが塗装ですが、業者に頼むほどではないときにはどのように行えばいいのでしょうか?
フローリング全体ではなく、一部分の補修にはこの塗装がおすすめです。
しかし、塗装するにはキレイに仕上がるように、後で色が浮いてしまわないようになどの準備が必要です。
フローリング補修の塗装方法について紹介します。
この記事の目次
フローリング補修で塗装する前にはワックスを取りましょう
塗料の前にワックスでなめらかに
フローリングは、多くの住宅で取り入れられている床素材のひとつです。
木目調のフローリングにすることで、部屋のインテリアが合わせやすくなり、また掃除もしやすいというメリットもあります。
また、絨毯とは違い、ダニなどが発生しにくく、耐用年数も比較的長いというメリットもあります。
ゴミひとつなく、綺麗なフローリングは、室内をより広く清潔に見せてくれます。
でも、フローリングは毎日家族が使うものなので、使い続けているうちに傷が付いてしまったり、色が剥がれてしまうといったことも起こりがちです。
そんな時、フローリングの補修をすることで簡単に元の状態まで戻すことも出来ます。
フローリング全体を補修するのは難しくても、一部に傷が付いているのを補修するなら業者に頼まずに自分でやってみることがおすすめです。
用意する物は、フローリング補修する時に塗料を塗るための道具です。
「刷毛」や、広い面積を塗る時には「ローラー」があると便利です。
一度にたっぷり塗装が出来る「アクレックススムーサー(水性アクレックス専用塗装用具)」も場合によっては使いやすいでしょう。
フローリングを補修する時、いきなり塗料を塗ってしまうと、フローリングに綺麗に塗料が付かないこともあります。
まず、補修するフローリング部分をやすりで綺麗にしてから、ワックスをかけて表面をなめらかにすると仕上がりが綺麗になります。
また、すでにワックス加工がされているフローリングは、古いワックスは綺麗に剥がしてから新しいワックスを塗るようにしましょう。
このような下処理を丁寧にすることが、仕上がりを綺麗にするポイントです。
何を塗ればいい?フローリング補修の塗装
着色ニスを使ってフローリングを補修
フローリングは、ゴミが落ちていてもわかりやすく、掃除がしやすいので清潔に保ちやすいですよね。
でも、年数が経つごとに日焼けなどでフローリングが劣化してしまうことは避けられません。
最初の頃は気にならなかったフローリングの傷も、日焼けで色があせて目立ってくることもあります。
フローリングの全面貼り替えというと、大掛かりなリフォームになり、経済的な負担も大きくなってしまいます。
部分的な簡単補修であれば、ホームセンターで道具を揃えて自分でやってみる方法も。
フローリングの補修を行う時は「着色ニス」を使ってフローリングを塗っていきます。
ペンキでは色が強すぎてしまうので、必ず着色ニスを用意しましょう。
着色ニスにも「家具用」や「工作用」など色々な種類がありますが、”床”に使えるニスを選ぶようにしましょう。
補修したいフローリングの色合いに近い着色ニスを選ぶことで、違和感なく補修が出来ます。
ニスにも水性と油性がありますが、初心者には、失敗してもやり直しがしやすい水性ニスがおすすめです。
油性ニスに比べて耐久性は劣るものの、乾燥が早く、塗りやすいというメリットがあります。
フローリングの塗装補修のやり方
補修グッズが揃ったセットや補修テープを使う方法も
ひび割れたフローリングや、傷が付いて白く剥げてしまったフローリングは、視線がその部分にいくため、どうしても見た目が気になってしまいますよね。
ほんの一部分の補修をしたい場合は、補修に必要な道具が全部入って売っているセットがおすすめです。
わざわざ、色々な道具を一から揃える必要がないので、手間がかかりません。
また、ニスを塗るのではなく、補修テープでフローリングの傷を修復するという方法もあります。
フローリングの色合いに合ったテープを貼ることで、傷部分を上手く隠すことが出来ます。
クレヨンのような固形の塗料を傷に塗ってなじませる補修グッズもあります。
使い勝手に応じて、こうした便利なグッズを使って簡単にフローリングを補修してみることもおすすめですよ。
フローリング補修で塗装したあとはワックスをしましょう
フローリングを長持ちさせるためには
綺麗な家の印象は、床で決まると言っても良いほど、床は大切です。
きらびやかなシャンデリアを飾っていても、フローリングにゴミが落ちていたらとても綺麗という印象にはなりませんよね。
使用頻度が高い床は、いくら綺麗に使っていても劣化や汚れは避けられませんが、適切なメンテナンスや掃除をすることで、綺麗な状態を長く保持することは可能です。
同じ床でも、掃除をしている床とまったく掃除をしない床では汚れや劣化具合に大きな差が生じます。
フローリング補修をした後は、しっかりワックスを塗ることで、長期間に渡り、フローリングを汚れから守ることが出来ます。
ワックスがけすることで、フローリングの表面が膜でコーティングされるためです。
補修の後にはワックスがけをしっかりして、フローリングを綺麗に使いましょう。
フローリング補修が塗装では間に合わないときは…
広範囲の補修は業者に依頼するという方法も
フローリングの傷を補修しようとよくよく見たら、劣化の範囲が広範囲だったということもあります。
日当たりの良い部屋で、日光に長期間さらされていたフローリングは日焼けにより、フローリングの表面が乾燥して剥がれたり、色あせしてしまうことが多々あります。
一部の補修では済まないような場合は、自分でフローリングの補修を行うよりも、業者に依頼するということもひとつの方法です。
プロに依頼することで、期待通りの美しい仕上がりになります。
費用や日数がかかるというデメリットはあるものの、納得がいく仕上がりになり、この先も美しい状態を保てると考えると、メリットもたくさん見えてきます。
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